被災地は絶望的な状況のようです。(写真;CNN)
最大瞬間風速105メートルにも達したとされる台風30号。直撃を受けたフィリピン中部サマール島ギワン市。
同市市長は「100%の壊滅状態だ。住民5万人のほぼ全員が家を失った。死傷者の数は見当さえつかない」と。
インフラの破壊、通信網の遮断、治安の悪化で、救援物資が行き渡らず、事態は深刻化しているとのことです。
CNNの報道によると、「各国からの救援物資は航空機や船で続々と到着している。しかしその大半は空港に積み上げられたままの状態だ。最も大きな被害が出ている地域にはほとんど届いていない様子だ。食料を狙ったと思われる集団に民間人が銃撃されている」と報じています。
家を失った被災者の間では絶望感から秩序が崩壊し、女性や子どもが危険な状態で、レイプ被害も出てきているということです。
物資は空港に積み上げられたまま被災地は物資不足、人々は強奪、銃撃、殺人、レイプということなので、国家も国民も機能していないのが現状なんですね。
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